4月10日(金)
村上春樹 (2002). 海辺のカフカ(上・下) 株式会社新潮社 を読みました。
15歳の青年が家出し、猫とおしゃべりできたおじいさんも西へ向かう物語です。
初めての村上ワールドでした。
なんだか心がフワフワしています。
正直に言うと、よくわからなかったです。
ただ、それでいいのだと思います。
きっと、「そのとき」が来たら、自分も悟れるのでしょう。
この話は、定められた運命、役割、責任への抵抗ではなく、受容について書かれていたのだと、自分なりの解釈です。
普段生きていると意識しませんが、自分とは何なのでしょうか。
自分の役目とは。
それは誰にもわかりません。
いつ、果たすことができるのか。
ひょっとすると、死ぬ寸前に名言を残すことかもしれないし、この世に生を授けられ、産声を上げた時かもしれない。
定めの後の世に、新たな定めがあるかもしれない。
世界とは関係性であり、関係性とは世界である。
まわりまわってすべてがある。
まぁ、懸命に今を生きるしかないんですけどね。
すみません、こんがらがってしまいました。