8月11日(火) 今敏アニメ

 前の3連休で、今敏監督のアニメ映画を見ました。
 『パーフェクトブルー』、『千年女優』、『東京ゴッドファーザーズ』、『パプリカ』の4作品を。
 今まで見たことがない、独特なアニメたちでした。

 『パーフェクトブルー』は、仮面(ペルソナ)の物語。
 「本当の自分とは何か」が問われていたように思います。

 『千年女優』は女優の半生と恋の約束の物語。
 最後の一言が、強烈なパンチを食らわせます。

 『東京ゴッドファーザーズ』は、ホームレス3人組が捨てられた赤ちゃんの親を探す物語。
 奇跡を信じられる気がします。

 『パプリカ』は夢と現実が混じり合う物語。
 パレードの奇天烈さは、忘れられません。

 どの作品も、大小あれど、現実との境界が分からなくなる部分があるんです。
 混沌とした部分が。
 ただ、それも含めて現実なのかもしれませんね。
 自分たちがリアルと信じているだけで、生きている今が実在している確証はない。
 ひょっとしたら、自分は虚構の住人かもしれない。

 見てよかったです。
 存在する場について、考えさせられました。