7月4日(土) 『ブレードランナー』

 『ブレードランナー』について書きます。

 評判に違わず、おもしろかったです。
 熱狂的支持を集めている名作だというのも、頷けます。

 やっぱり一番好きな場面は、ロイの最期です。
 美しい。
 ただただ、美しい。
 あのシーンがすべてを物語っている気がします。
 名ゼリフも印象深いです。
 ~ like tears in rain. Time to die.
 ~雨の中の涙のように。死ぬ時だ。
 一言一言に重みがあり、響いてきます。
 まさかあそこで死ぬとは。
 鳥が羽ばたくのが、何とも言えない余韻を感じさせます。

 「死」を前にしては、人、レプリカント関係なく、迎えなければならない。
 抗おうとしたロイも、最後は受け入れ、デッカードを救った。
 人が乗り超えられないもの、それが「死」なのではないでしょうか。
 だからこそ、「死」はすべての生物にとって平等であり続ける。
 いつかくる「その時」までの「今」を、懸命に生きていこうと思います。

 明後日は、『ブレードランナー 2049』と、人とロボットについて書くつもりです。